「えーっと…のど飴なめたらいいのかなあ?」


ちょっと慌て気味の美里。


「ああ…大丈夫だから」


決して、大丈夫じゃなさそうな声であたしは言った。


「ほんとに?」


美里は優しいなあ…何て、思いながらじっと美里の顔を見てた。


「…結莉?あたしの顔に何かついてる?」


しまった。


あたしの悪い癖。