時は過ぎ、放課後。


あたしは目を丸くして、教室のドアのとこに突っ立っている。


「何してんの~?早くおいでよぉ。」


だって…これ、どう見ても…


「カラオケじゃん!!」


「へ?これから、歌の練習するんだよ?結莉、歌上手そうだし。」


っておい。


まあ、歌うのは嫌いじゃないけど…


「あたし、音痴だよ…?」

しかも、見た感じで決めちゃった?