「ねぇ?もうそろそろ、学校行かなきゃ、時間やばくない?」


優梨の言葉で我にかえった。


「まじ?」


あたしたち、超遅く歩いてたんだろうなあ…


普通なら、電車から降りて10分あれば学校に着いてるのに、今日は30分は軽く越してる。


「もう、サボろっか?」


啓太の提案にみんなは賛成した。


「どこ行くー?」


とあたしが言うと美里が


「カラオケ行かない?」


と言った。


あたしは、こっちに来てからよくカラオケに行くようになった。