「…そんなに変な子?」


「まあ、変って言えば変だけど…」


「あ、じゃあ名前は?」


「名前はねえ、結莉って言うんだよ。」


「え?優梨?」


「おまえじゃねぇし。」


今まであたしたちの会話を聞いていた啓太がそうつっこんだ。


「でも、優梨とは性格が正反対だったような気が…」


意地っ張りだし、馬鹿だし、でもどこか可愛くて…


それに比べて、優梨は人前でも気にせず啓太とイチャイチャするし、素直だし…


ほらね?


正反対でしょ?