あっちゃんが戸惑っている。


あたしは、くすっと笑う。


「笑うなばーか。」


いつの日か、空について話した事があった。


空が…笑ってるんだっけ?


今日も、笑ってるよ、美里。


美里もこの空見てる?


「あ、結莉?」


「ん?」


「俺も結莉の事が好き…。」


それと同時にキスされた。


「さっき聞いたし、ばーか。」


「うっせぇ。ほんとは…ほんとは俺が先にしようとしたのに…。」


「あたしの勝ちだね。」