その日も海に行く。


「あっちゃん?」


「おっ結莉か。」


そうそう。


あたし、つい最近知ったんだけど、あっちゃんって高校にちゃんと行ってるらしい。


いかにも、不良っぽかったから行ってないと思ってた。


「今日さあ―」


あたしが、今日あった事を話す。


それをちゃんと聞いてくれるあっちゃん。


「…結莉?」


「ん?」


「…好きだよ。」


顔を赤くしながら言うあっちゃん。


見てるこっちまで顔が赤くなる。


「そんなの1万年前から知ってるし、ばーか。」