「あたしたち…ここで出会ったんだよね?」


「え?おっおう。」


「これって…運命なのかな?」


「……。」


何だろ?この気持ち。


何か、不思議な感じ。


あたしは、誰かがした後の花火を手に持って、恥ずかしさを隠すために砂浜に絵を書いた。


「あっちゃん…あたしね…たぶん、あっちゃんの事が…」


「結莉、待った。俺が先に言う。」


ふぅ―とあっちゃんが深呼吸した。


その時だ。


―プルルルルルっ


「え?あ…美里だ。」