「あたし、それを言おうと…」


「知ってたのか…」


「今日知ったの。」


「そっか…ごめんな。俺、もっと前から知ってたのに。」


「もっと前からっていつ…?」


「…一昨日ぐらい?」


「最近じゃん!」


あたしは、そう言って笑った。


何か、久しぶりに笑ったような気がする。


「美里ちゃんから電話がかかって来たんだ。」


あたしの頭の中は?でいっぱいだ。


何で、美里があっちゃんの電話番号知ってるの?


「あ、結莉の携帯を勝手に見たらしい。」