「ありがと…。ってか、何でそんな悲しい顔してるのさ?」


「そっそれは…」


「あ!あたしが帰っちゃうの寂しいからだっ!」


冗談であたしは言ったつもりだった。


「…そうだよ。」


「へ…?」


「そうだよ。俺は―」


―プルルルルルっ


「あ、電話だ。」


ん?お母さんからだ。


…あたしの人生もこれで終わりか。


「…もしもし?」


「もしもし、じゃないわよ!あんた、早く帰って来なさいっ!」


「はーい。」


と言ったら、ブチられた。