「…こんなに楽しく思えたの久しぶりかも。」


つい心の声が出てしまった。


「え?ほんと?じゃあ…あたしがこれから結莉の毎日を楽しくしてあげるよ!」


美里はこんな事まで言ってくれた。


正直、ちょっと心配だった。


けど…


「ありがとね。」


これは、あたしの素直な気持ち。


「あ!ねえねえ。あれ見て。」


「ん?」


そこには飛行機雲があった。


「…あれって飛行機雲だよね?」


「うん。そうだよ。」