当たり前でしょ・・・


「あ、一応名刺だけ渡しておくね。また、うちの事務所に入りたかったらここに電話して。」


「あ、はい・・・・。」


「その横の子もね。」


「ありがとーございますっ!」


どんだけ嬉しいんだよ。


「じゃあ、失礼するね。」


と言って去って行ったおじさん。


「ふうー。」


今、全力で何かと戦った気分。


「ねえ・・・結莉。入ろうよ?」


あたしの答えは、もう決まってる。


「誰が入るかっ!」