「そんな、警戒しないでよ。」


はははと笑うおじさん。


だけど・・・・怪しすぎますよ。


「あ、僕はスター事務所のものです。」


・・・スター事務所?


何それ?って顔で美里を見ると・・・


「え、えっ?スター事務所の方があたしたちに何か御用で・・・?」


知ってるみたいだ。


って、もしかしてあたしだけ知らないとか?


ありえる・・・


「いや、ちょっとスカウトしようと思ってね。」


「すっスカウト!?」


あたしは初めて、おじさんに反応した。