「え…?何で、あたしが?」


「変な事言うからだよ~。」


「うぐっ…」


こうゆう、やり取りも今のあたしには当たり前すぎて、あたしは気づいていなかった。


何をって?


…小さな幸せだよ。


この日常生活の中の小さな小さな幸せ。


幸せな時に限って、気づかない小さな幸せ。


何で気づかないのかは…



















今が幸せすぎるから。


これも全部、美里のおかげなんだよ…ね?


美里…ありがとう。


…なんて、死んでも本人には言えないな。