「・・・へ?あ、ありがとね。」


正直、それどころではなかった。


「・・・結莉、最近あいつらといないけど、どうしたんだ?」


あいつらとは、なっちゃんたちのことだ。


「うん・・・。ちょっとね。」


あたしは、いつものようにごまかした。


だけど・・・


「ちょっとじゃねぇだろ!・・・お前、最近笑ってないし・・・。」


あたしは、目が熱くなった。


結局、これまでのことを話した。


話終えた後、その男子は


「先生に言った方がいいんじゃねぇ?」


と言った。