でも、あとちょっとが長かった。


体育大会もあったし、合唱コンクールもあった。


それは、クラスのみんなで力を合わせてやらなきゃいけない。


まだ、クラスが違うならまだしも、なっちゃんも沙由も梨香も同じクラスだ。


・・・あーもう、やだっ!


それでも、何とか我慢した。


そしたら、少しずつ周りの人が声をかけてきた。


「結莉ちゃん、最近みんなといないけどどうしたの?」


大体の人は、それを聞いてきた。


「うん・・・。ちょっとね。」


あたしは、そうやってごまかしてきた。


そんな中、ある一人の男子が・・・


「結莉・・・・俺さぁ、結莉のことが好きだ。」