「うん・・・。大丈夫だから。」


「嘘つけっ!こんなに顔色悪いし・・・。どっかに座るか?」


「うん・・・。」


あたしは、こいつの言葉に甘えた。


運よく近くにベンチがあったため、そこに座った。


「・・・ごめんね。」


「おまえが謝ることじゃねぇよ。」


「うん・・・。」


こいつって意外と優しいんだ。


・・・優しい?


「あっ!思い出した!」


「え?何を?」


「中3の夏・・・」