「!






明日香…」





!!!!




誰かに抱きしめられた感じがした







びっくりして後ろを見ると


裕亮がいた







「我慢なんかすんな。





俺は、大切な人との別れなんて経験したことそんなにないからわからないけど




家族って…誰よりも何よりも大切だろ?




その家族との別れは……




絶対辛いって分かる。





その悲しみが一生続くってこともだ。






だから俺が……






お前の家族になりたいんだよ。







そして一生一緒にいたいんだ。」





そう言って腕の力を強めた






「迷惑かけてるなんて思うな。


俺が好きでやってるんだからな。」





「裕亮…」




「ま、お前が嫌でも多分俺はお前とずっと一緒にいるつもりだけど」













「何それ…」




「嘘だよ(笑)






本当に愛してる奴には





一番幸せになって欲しいもんなんだ。





俺がいない幸せがあるなら



喜んで掴ませてやる。」






…………本当に想ってくれているんだ





裕亮は







「そんな幸せ…



あるわけないよ…。」





「そうかもな(笑)


って、え!?」