「キャーーー!!」


…もうダメ…


怖すぎる。


「俺の手、掴んでろ」


え…

それだけは無理かも…


でも…掴んでないと怖い。



「ワァ~」



「ヤダーー!」


ガシッ。



とっさに手を掴んでしまった。


「大丈夫。もう出口だぞ。」


ホッ。
一安心。


でも、出口を出た後はアタシはどうすればいいかわからなかった。


ただ、ずっとドキドキしてた。


これが“恋”なのかな…