『あなたの目的は何なんですか?』



そう書いたメモ帳を元カノに見せた。



「目的?私の目的は……。瑞樹と寄りを戻すことよ」



今まで散々遊び回って、先生のことを傷付けてきたくせに。


今さら寄りを戻したいだなんて……。



『それは、あなたと先生との問題でしょ?私には関係ない』


「あなた、瑞樹のことが好きでしょ?」



えっ?


私は目を見開いて元カノを見た。



「やっぱりね」



そんなことまで調べたの?



『どうして、そう思うんですか?』


「あなたを見てたらわかるわ」



笑顔の元カノ。


でも目の奥は笑ってない。