私は制服に着替えて、カーテンの外に出た。


足もだいぶ痛みがひいてるけど、でも左足を床につくと痛い。



「香月、大丈夫か?」



先生が私の傍まで来てくれた。


“うん”と頷く私。



「送って行くから行こうか?歩けるか?」



私は制服のポケットに手を入れて、メモ帳を取ろうとした。


あれ?


メモ帳がない……。


どっかで落とした?


私はスカートのポケットやナップサックの中を探した。


ない………。


どこを探してもメモ帳は見つからない。


自分の顔から冷や汗が出てきて、血の気がひいていくのがわかった。