「ちぇー。モモの話ならいつでも大歓迎って言っただけじゃん」


「……お前も飽きないねぇー」


「飽きないっ」


ここは唯一、あたしが誇れるポイント!!


「じゃあさ、もし俺に恋愛の悩みがあったとして…聞いてくれんの?」


「もちろん!!」


「はぁ…即答かよ。意味分かってんの?」


落ちたバーをまたセットしながら、呆れ口調のモモ。


「分かってるよ!!確かに悩み解決して、モモがまたラブラブになるのは嫌だけど…」


「けど?」


「モモが悲しい方がもっと嫌!!」


「…………」


「ん?いや、でも、できれば笑顔で別れて欲しいっ」


悩んでたことが、モモに聞かれて言葉にすると…スルッと解決してしまった。


「はは!!バカバナナ、さっさとトラック走ってこい」


背中を押されて、仕方なく自分の練習に戻ることに。

あれ?モモの機嫌、少し直った?