今宵また静かな闇を纏った真夜中

「獲物は見つけたのリキ?」
「あぁ。美味そうなのが・・・」
「クスクス」
「何が面白い?」
「リキもそんな風に笑うんだ・・」
「そうだよ・・私達も生きている。生きているから笑えるんだ」
「何気に深い事言うねぇ~」
「ふん。そうか?」
「あぁ」
「何かお前と居ると素直になれる気がする・・」
「俺達は100年もダチやってんだぜ?」
「そうだな・・。」

やっぱりカイと一緒に居ると懐かしい

元の世界が・・・

翌日

リキは時間ぴったしに来た

相変わらず「彼」は遅刻

「ハァハァごめん・・待った?」
「15分」
「そうか・・・」
「名前何て言うの?」
「優馬」
「良い名前ね」
「ありがとう。じゃぁ行こう!!」