イラつく

こんな奴らの生き血の何処がいいのか私にはわからない

「くそ。どうしてこんな下級の生き物に構わないといけないんだ・・・」
「それは俺達の絶好の餌場だからだ・・」
「カイト!?」

こいつはいつも突然やってくる

「何の用だ?」
「大事な事を教えに来た。」
「大事な事だと?」
「あぁ。次の満月までに人間の生き血を吸わないとお前は塵になって消えてしまう」
「聞いてないぞ!?」
「そりゃぁ。私は一言も言ってなかったからな。」
「どうしてそんな重要な事を言わなかった」
「言わない方が面白いからな」
「高みの見物してんじゃねぇよ」
「せいぜいがんばれ。次の満月が楽しみだ。はっはっはっはっ」

そしてカイトは消えた。