そしてまた今宵も闇を纏った夜が来た

「どうした?悩んでるようだが・・・相談に乗ろうか?」
「カイ・・。私・・人間に・・」
「人間に?」
「・・・恋・・・しちゃったみたい・・・」
「!?本気かよ!!」
「私にも分からない・・・知らない内に・・・」
「人間に恋をしただと?愚か者!!」
「「カイト!?」」

こいつはさっきも言ったが突然出て来る

「お前、餌に恋をしたのか?くっはっはっはっ笑えるは!おや?」
「私も知らない!もううんざりだ!!この世界は腐り過ぎている!!」
「ならさっさっと人間の生き血を吸ったらどうだ?」
「・・・!?」
「はっはっはっお前の人間嫌いが自分の命取りになるぞ・・・はっはっはっ」
「あいつ何しに来たんだ」
「さ~」
「忘れてた!人間に恋したらまずいって追放されるぞ!」
「考えさせてくれ・・・」
「確かに今は考えるのが先だな・・」