それからお昼の休憩時間も
終わって、
またまた夜まで勉強!!




『……!!
がわ…
瀬川!!!!』


『…あっ…はぃっ!!』



『何ボーっとしてる!!
大事な時期なんだから
しっかりしろよっ!!』



『あぁーすみません…』



まわりのみんなが笑った



私はさっき会った人が
気になって仕方がなかった。



鮮明に残っている
あの人の顔…



私はもぅこの塾に
通い始めて一年はとっくに
すぎているのに
あの人を見たのは
初めてだった。




もちろん今日の授業は
頭に入るはずもなく
ずーっと上の空だった。