慎也の言葉に、優一は続ける。
「…そう。……何かさ、最近不景気とかで、世の中暗いじゃん?ぶっちゃけ俺達も、将来どうなるか分かんないし…」
慎也は、優一の真剣な言葉を聞きながら、優一の隣りの椅子に座った。
「せめて俺達は、小さくても楽しい事やって、出来れば世の中も明るくしちゃえば良いなぁって…」
優一は慎也の顔が見れなかった。
カメラを見つめ続ける。
そんな優一に、慎也は明るく声をかけた。
「…ずいぶんとデカい夢だな。ま、でも優一がそう思ったなら、別に良いんじゃね?協力するよ」
優一は驚いて慎也を見て、その後ゆっくり笑った。
「サンキュー慎也」
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