ねぇ



もっと顔を見せて



いじけたその顔が可愛くて



心が苦しい



このまま夜が続けばいいな…



朝が来るのが悲しいの



二人だけの世界から出たくない



もっとあなたを見たいの



もっと一緒に居たいの



…少しわがまま言ってみただけ



時間は止まらない



分かってる



もうすぐ陽が昇る



「帰ろうか。寒くない?」



また話も聞かずに相槌を打った