沈黙の空気の中あたしはなんて言い返せばいいか分からないまま、俯いていた
いつもだったら平然としていればいいのだけれど、それも出来ないぐらいにあたしは動揺していた
「面白いねぇ、澪ちゃん」
南はあたしの顎を掴んでグイッと上に上げる
「澪ちゃんの他の表情も見てみたいなぁ。
例えば……泣いてる顔とか♪」
楽しそうに言う南だが、目は真面だ
(やばいっ…!!)
さすがのあたしも恐怖心にかられそうになり、下唇を強く咬んだ
と、そのとき───
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