あの日、僕らは屋上にいた。




君は最後まで自分はやっていないと訴え、屋上の淵に立ち震えていた





危ないからと差し出した手を振り払ってただ首を振っていた





“あたしが変わったんじゃない、みんなが変わったんだよ”




そういった君を、僕たちはただ目を見開いて見ることしかできなかった。



ガッ


“きゃっ…”



“?!!”



“羽鳥ィー!!?”





羽鳥は足を滑らせて、そのまま──