中学2年生の始業式に
初めて会った。
それから何日かして
原田先生の担当
英語の授業が始まった。
『今日から2年生の
英語の担当をする原田です。
え〜、新任なので、
いろいろ迷惑をかける
かもしれませんが
よろしくお願いします。』
(へぇ〜
意外にかっこいいな〜)
まだ
それくらいにしか
思わなかった。
興味もなかった。
私たちの学校は
数学、国語、英語の授業は
クラスで応用と基礎の
習熟度に別れて
受けるようになって
いるため、それから
2つのクラスに別れて
授業を受けた。
原田先生は
応用だった。
私は
馬鹿なので
基礎だった。
原田先生の授業を
受ける事は
一斉の時か
基礎の鈴木先生が
出張の時ぐらいだった。
でも
原田先生は、
2学年の担当だったので、
学校で会うことは多かった。
そんな中で、
会うたびに
他の人とは違う
何かを感じていた…。
なんだろう
この感じ。
それから、
先生に会うたびに
かっこいいなどと
いつも思っていた。
『今日、英語
一斉だって〜。』
「まぢで〜っ!?」
『うん。』
「やったー!!」
『ナナ喜びすぎ。』
「だって〜… 」
どうしてこんなに
喜んだんだろう…。
親友の真菜に
相談してみようかな。