「あっ!来た」
「ゴメ~ン。担任の話長くて」
「へぇ。まぁ行こう」
「うん」

彼が坂上 健哉。

成績は下から数える方が早くて運動もあんまり。オタクだけど結構楽しい。

私と坂ちゃんはお泊りもした。
坂ちゃんは好きな物には
一直線で目がキラキラしている。
ヴィジュアル系の音楽が好きで
よく聴いている。


喧嘩は何度かあったけど、
その度に、片方が謝れば
もう片方が謝って解決した。

だから、凄く大切な友達だ。




よく行くのはある喫茶店。
登下校の時に必ず透所にある店で
夕方は人が少ないから、よく学生が来る。



「今度テストあるだろ?」
「あぁ、そういえば」
「それで週末にカラオケに行こうって考えてるけどどうする?」
「行く~!」
「保田は?」
「う~分かんない」
「そう、じゃあ当日メールして」
「OK」



本当に毎日楽しくて。
授業で頭をフル回転させた後は
こうやって息抜きする。



楽しい会話。
美味しいお菓子。
大切な友達。

私はその存在が

凄く素敵だと思う。








だから。


私は何があっても…

二人の事

信じてるよ?