途中から来たのに、
俺はアネキに会いたくて仕方ないのかいつも時間を感じない授業が二倍にも三倍にも長く感じた。

「何、お前さっきからソワソワしてんだよ?」

と言われながらも何とか授業を終えて速攻に帰ろうとしたら


「じゅーんくんっ!」
と気持ち悪い声で遊に呼ばれた。

『何だよ』

「“何だよ”?? “何だよ”って言った?! やだね准くん…約束忘れてない?」

やれやれ、
とでも言うように溜め息をつきながら俺の肩に手を置く


「俺的に今日、香奈ネェのご飯が食べたいな」


一度言ったことは譲らない遊の性格を嫌とゆうほどわかっている俺は諦めの溜め息をついた