“おはよう。遅刻しちゃ駄目だよ! 勉強頑張って ……大好き”


小さく恥ずかしげに書かれた“大好き”の文字

昨日は夢でも幻でもない。
それがわかった瞬間に自分でもわからないけれど…
涙と笑みが零れて、
そのまましゃがみこんでしまった。







結局、
学校は遅刻で…
まぁ起きた時すでに遅刻だったから当たり前なんだけど


上機嫌な俺はセンコウどもの説教を軽くスルーして
教室に向かった。







財布に、
アネキの手紙を入れて…