「いつの間にかあたしよりも背が伸びて、どんどん格好良くなっていって…あたしの知らない准になっていくのが怖かった。いっつも准がどっか行っちゃうんじゃないかって……」
初めて聞く
アネキ気持ち
「准に触れられるとドキドキするの…でも安心する。他の男の人に触れられてもそんなの感じない! 准じゃなきゃヤダ…准じゃなきゃダメなの」
アネキが俯いていた顔を上げて
俺のとこに走ってきて抱き付いてきた。
「弟に恋しちゃダメだってわかってる…駄目な姉だってわかってる」
腕の力が強くなる
「准が悪いんだよ? あたしのこと好きだなんてゆうから……」