アネキの無言を肯定と受け取って立ち上がる。
良かった…
覚悟しててもやっぱりアネキの口から拒否の言葉を聞くのはやっぱりキツイ
女々しくて、
格好悪い
涙が出そうなのを堪えて部屋を出ようとすると
「じゅ、んの…馬鹿!!」
アネキが叫んだ
『…』
ビックリし過ぎて声が出ない
「馬鹿、馬鹿! 何でも勝手に話進めて…いっつもそう。高校だって最後の最後まで進路先黙って、夢諦めようとしてたでしょ? あたしが脅さなかったら今頃、夜間に行ってたでしょ?」
脅してた、
って自覚あったんだ…
と変な事を考える俺
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