植田兄はニヤリと爽やかな顔には似合わない笑みを浮かべてから
「何って…食事だよ?」
『は?』
「准君さ、毎月お金だったらいくらでも渡すから香奈を僕にくれないかな??」
アネキの髪に手を伸ばしてそう言った瞬間に植田弟が急に叫んだ
「アニキ…何してんだよ?」
いつものチャラチャラした雰囲気は消えて真面目な顔でいるのを見ていると、
頭に血がのぼっているのか
場違いにも“こいつ真面目な顔してりゃいいのに”なんて馬鹿なことを考えてしまっていた…
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