『植田…』
「おう、篠山じゃねーか! 香奈さん居るんか??」
ニカッと笑いながら手を上げるそいつに俺は掴みかかるように聞く。
『お前のアニキどこだよ?!』
「…は?」
『香奈どこに連れてったんだよ?!?!』
叫ぶ俺を植田弟は落ち着かせるように
「どうゆうことだ」
とゆっくりした口調で言った。
でも、
それとは真逆にその目の奥には鋭い光が宿っていた――
取り敢えず植田家に案内しろ、と植田弟に強制的にバイクの後ろに乗せてそこに向かう…
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…