夜間のしんどさを知ってなのか…
それはよく分かんなかったけどアネキは俺がアネキと同じように夜間に行きながら働くと言った時は頑なに拒否して、
「全日制に行かなかったら姉弟の縁を切る」
とまで言われて半ば強制的に今の高校に行った。

今は自分の授業料だけでも、とバイトしているがアネキが俺から受け取った金を俺の通帳に貯金をしているのを俺は知ってる……




アネキはどこまでも
“弟”想いの“姉”で、
俺のたった一人の家族……



こんな馬鹿な弟の為に自分をとことん犠牲にするような――――