きっと産まれて初めて目にしたのはアネキなんた…
なんだっけ?
初めて見たものを親と思うみたいなノリなんだと思う。


「そう。本当にお姉さんが好きなのね」

勢いよく今までの気持ちや出来事を話し終わったのと同時にチャイムが鳴って驚き、授業が始まったのかと思って準備室の時計を見ると授業終了のチャイムだった。
1時間も話していた自分に苦笑してしまう……


『好きでどうしたらいいか分かんねーよ』

「辛い? しんどい? 悲しい?」

『は?』

嬉しそうに笑う國を見て“歪んでいる”と思った。


「大丈夫…あたしが救ってあげる」

ゆっくりと一歩ずつ俺に近づく

正直、お前なんかに何が出来る?って思った…今ある現実は俺とアネキが血が繋がっているとゆうのは変えられない事実なのだから




でも俺の耳に入った言葉は………