朝、鏡に向かうと…
この世の終わりだって顔してる自分を見て情けなくて笑みがこぼれた。
『馬鹿みてぇ』
馬鹿みたいだ
学校に着いたら、國が俺に近づいて来た。
「准、話があるんだけど」
『……何だよ』
「聞かなきゃ一生後悔する話」
『言えよ』
「ここで言っていいの?」
俺は國の腕を掴んで…誰も使っていない準備室へ連れて行った
『早く言えよ』
「せっかち」
ふぅ、と息を吐いてから國は机に座り足を組んだ。その姿は第一印象の優等生なんてものは全く感じず、ただの女に見えた。
「じゃぁ…教えてあげる。あなたの秘密を」
ひどく心が惹かれた。