國は俺の首に手を回して耳元で甘ったるく囁く


「まだ……秘密」



『…』

「大丈夫、そんなに睨まなくても…あたし約束守るわよ? ちゃんと考えあるから心配しないで」

俺の首に回した手をゆっくり解いて、肩にあった髪をつまんで

「これ…貰うね」


と言い残し…くるりと背を向けて去って行った。




『バカみてぇ』

涙が出た。
胸が押し潰されるかと思った。



俺は馬鹿だ

『何で、キスしたんだよ』


死ね。
……准