「もう! 実行委員が戻って来ないとか有り得ない」
『…すみません』
てか、
國さん。
メイド服着てここまで着たのかよ
……俺も執事服だけど
「早く! 行こ、篠山くん」
何かすげー迫力
『アネキ?』
「ん?」
少し不安そうに俺を見るアネキが可愛くて、そっと頭を撫でると顔を赤く染めて俯きだすアネキ
「えっと……篠山くんの彼女さん?」
『…アネ』
“アネキ”と言おうとすると被せるように
「准の姉です。准がいつもお世話になってます」
「いえ、こちらこそ。篠山くんのお姉さん? …似てないね」
『あぁ。アネキに一緒に行くか?』
「ううん。邪魔しちゃ駄目だから適当に回っとくよ」
ヤキモチ??
何かちょっと怒ってる。