私は学校にいつも
早めに到着します。
この日もいつも通り
教室のドアを開けました。

中には珍しくいつもは
遅刻ギリギリに来る
さとみ、由里と
理恵と加奈子がもう
机を囲んで楽しそうに
話していました。

この4人が私の"親友"
高校に入学してから
ずっと一緒にいる友達です。

私も鞄を置いて、
みんなの所に行きました。

*「さとみ!由里!こんな時間に来るの、珍しいなぁ~。どうしたん??」
さとみ:「うん、せやろ~?昨日早めに来ようってみんなで言うててん♪」
*「みんな?みんな今日何時に来たん??」
理恵:「ん~‥結構前やで。」
*「そうなん?あたしにもゆーてくれたら良かったのにー‥」
さとみ:「まぁ、そんな大したことちゃうやん」

そう言ってみんなはまた
さっきまでしていた
話の続きをはじめました。

話の内容がなかなか
わからない私はその話の間
みんなの話しを黙って聞いていました。