「あぁ、それなんだが、
二人に婚約して結婚してもらおうと思ってな(笑)」

「「け、結婚―!?」」

「准君の両親も大賛成だし、いいだろ?」

…准兄ちゃんのお嫁さん―!?

……なりたい!
だけど…准兄ちゃんは嫌かもしれないし…。


琴音が俺の嫁に?…悪い話じゃない。

俺は琴音がずっと好きだから。
だけど、結婚とは一生に一度するようなだし…
琴音は…俺の生徒だし…。
でも、琴音を他の男にとられるのは耐えられない。

「…お父さん、俺は…僕はその話、いいですよ。
しかし…琴音は女の子だし結婚とかいろいろ憧れてるだろうし琴音が良ければ僕は今回の話受けますよ。」