准Side

ブー…ブー…

「准兄ちゃん、携帯なってるよ。」

「あぁ、サンキュー」

着信:琴音父

琴音のお父さんから…?

「はい、もしもし。」

「あぁ、准君か!
実は今日、琴音と2人に聞いて欲しい事がある。

だから、早めに帰って来てくれないか?

どうせ琴音は准君と帰って来るんだろ?」

「え…!?あぁ…
それは良いですけど…デートの方は良いんですか…?」

「あぁ…///琴音から聞いたんだな(笑)

デートはするつもりだったんだが、
ちょっと話し合いの結果延期にしてさ(笑)」

話し合い…?

「わかりました。
琴音も今一緒ですので安心して下さい。ではすぐに向かいます。

では失礼します。」

大事な話し…かぁ。
なんだろう。

それにしても琴音のお父さん…マジで焦った。

「あの…誰?
仕事の、話し?」

すごい不安そうな顔をしている琴音。
ヤバい…可愛い!

「いや…琴音のお父さんからだよ。

デート延期にしてなんか話し合いしたらしくて
それを?話すらしい。」

平然を装うのって結構大変なんだな…。

「話し合い?
なに考えているんだろう……。」