ガラ

「失礼します。
准に…准先生、」

「あぁ、今行く…。



ちょっと…来て。」





「…琴音、今日はマジで悪かったな…」

「大丈夫だよ、准兄♪

そうだ、今日の夜ご飯なにがいい?
お母さんはお父さんとお出かけで
お姉ちゃんもデートだから
今夜は私が作るね♪」

「そっかぁー…じゃあ、
カレーライスなんてどうだ?」

「いいね!じゃあ買い物
一緒に行こう?
あ……ダメ、だよね。ばれたら大変…。
わ、私が買っとくね。甘口でいい?」

「大丈夫だよ、
一緒に行こう。
もしばれたら……
親戚だって言えば大丈夫だろう(笑)

そろそろ仕事も片付くからさ。

…まったくお前は
辛いのダメだもんな♪

お子様カレーのがいいか(笑)」

そういうと意地悪な笑みを浮かべながら
頭を撫でてきた。

「こ、子供扱いは…しないで////」

ドキッ

「…もう少し大人になったな(笑)」

「ブー…」

「…先生!…准先生!」

「ヤベ…二人っきりで開いている部屋にいたらいくら親戚だと嘘をついても
誤解される…隠れろ!」

「う、うん」