秋になってきた頃、仲の良かった女の先輩に、打ち明けた。


それから、告白する事になった。


あたしは「田中君、好きなんで付き合ってください。」と言った。
すると「あー…。ゴメン。俺好きな人いてる。」そう言われた。


あたしは、泣かなかった。自分でも不思議な位、冷静だった。『あぁ…。そっか…。あたしの片思いは終わったんや…』
それぐらいにしか、思えなかった。