「とにかく、オレはこれからも納豆ちゃんに近付き続けるわ」
「恋したからか?」
「調べるためよ。オレを疑うのは勝手だけど、何をしてるのかはわかっててちょうだい。あと、納豆ちゃんとオレがどうにかなっても、文句は言わないでちょうだいね」
「どうにかなることはないから、心配するな」
おかっぱは得意のデスウインクをおれに見せ、部屋から出て行った。
おれのおかっぱに対する疑いはほぼなくなっていた。
たしかに、あのサイトを見るかぎり一番怪しいのは茨木さんだ。
そういえば、茨木さんはインスタントカメラも持っていたし、キスシーンをあのカメラで撮影した可能性は十分ある。
その理由だって、茨木さんが拓馬や北村麗華に対して恨みをもっていたとしたらどうだろうか。
茨木さんと拓馬が別れた理由は知らないけれど、たとえば拓馬が一方的にフったのだとしたら?
ありえない話ではないはずだ。ともかく、今はおかっぱが茨木さんを調べてくれている。
おれはおれでやるべきことをやろう。いまおれにできることは、ひとつしかない。
北村麗華を守ることだ。
「恋したからか?」
「調べるためよ。オレを疑うのは勝手だけど、何をしてるのかはわかっててちょうだい。あと、納豆ちゃんとオレがどうにかなっても、文句は言わないでちょうだいね」
「どうにかなることはないから、心配するな」
おかっぱは得意のデスウインクをおれに見せ、部屋から出て行った。
おれのおかっぱに対する疑いはほぼなくなっていた。
たしかに、あのサイトを見るかぎり一番怪しいのは茨木さんだ。
そういえば、茨木さんはインスタントカメラも持っていたし、キスシーンをあのカメラで撮影した可能性は十分ある。
その理由だって、茨木さんが拓馬や北村麗華に対して恨みをもっていたとしたらどうだろうか。
茨木さんと拓馬が別れた理由は知らないけれど、たとえば拓馬が一方的にフったのだとしたら?
ありえない話ではないはずだ。ともかく、今はおかっぱが茨木さんを調べてくれている。
おれはおれでやるべきことをやろう。いまおれにできることは、ひとつしかない。
北村麗華を守ることだ。