私は大智に握り締められている手をゆっくりほどいき
一歩 後ず去った―――。



大智は私の目を見ながら
「………おっ……願い……ゆ……優奈……」

もう一度 呟いた
私にしっかりと聞こえるように


ここで私が覚悟を決めなきゃ大智とみくは結ばれないと私は思い決心した。








「ごめんね……大智……もう私には……はっ…話し……グス……掛けないでね……みくと………」





この言葉だけは言いたくない!!!!!




「幸せにね………」