しかし…

願いが届く事は無かった。

私は知らなかったよ。

あの時振り返らなかったのは、君の目にも涙が溢れていたからって事を。

君は昔から強くて、

『男は本当に悲しい時以外めったに泣くもんじゃないんだ』

っていつも言っていたよね。

ごめんね、陽。

私が君を悲しませていたんだね。













ただ好きだった。

あなたに出会い恋をした。

大きい大きい愛を知った。

ねぇ神様。

私の願いはどうして叶えてくれないの?

私は、大切な人を3人も失ったんだよ。

悲しいよ…

寂しいよ…

















「陽好きだよ。大好きだよ。」